教育コラム006話:想像力を育む経験が「やりたい」の原点

今日は、「知ること」の段階やグラデーションと「想像力」の関連から、子供たちの興味を引き出すヒントについて書きたいと思います。

■「知る」とは何か?

「知っている」と一言でいっても、そこにはいろいろあります。
知ることはもちろん大事ですが、「なに(what)」を知っているか、という知っていることの中身って大事になってきます。

その中身のちがいは、「学び方」によって大きく異なります。

見たり聞いたり、読んだり、いわゆる「伝聞」的な学び方が一つあります。
教室で教科書を開いて学ぶ「学び方」のスタイルです。

いろんな知識を効率よく、広く学ぶことに適した学び方です。

一方で、「体験」的な学びもあります。
知識といっても、単なる事実だけを知っていればいいものではありません。

例えば、兵庫県の丹波篠山市の名産である「黒豆」ですが、その事実は教科書で学ぶことができます。

だけど、農家さんたちがどんな想いで作物を育てているかは知らない。
台風や災害から守るために、24時間体制で命がけで守っていることを知らない。

だから、台風がきて学校が休みになったら「いぇーい!」と喜んでいられます。

いい・わるいの話ではなく、教科書で学べる事柄だけでは知り得ないこともあるということです。

単に、普段は都会で暮らし、そういった農家の方とのつながりがなく、会ったことがないから「想像ができない」だけで、つながることができれば知ることができます。

■想像する力を育む重要性

教科書で学べることがごくごく限られた情報であるということ、その事実の見えない裏側には、そこに関わる人たちの想いがあるということ。

そうやって、「物事を深く知っていくこと」の楽しさを感じられれば、またちがった興味をもつことができます。

「教室で習った事柄の背景やそこに関わる人たちのストーリーはどんなものであるか」

そんな想像が子供たちの頭の中で起これば、いても立ってもいられなくなるでしょう。

「教科書だけではわからない世界がある」

そんな気付きが、子供たちの「やりたい!」「やってみたい!」の原点になり、行動を後押ししていく。

「自然体験キャンプ」や「教育旅行」をとおして、
・普段出会わない人との出会う機会を提供し、
・直接的な体験を共有・共感しながら、
・そこで出会った人や非日常体験からの学び・気付きの魅力を伝えたい

そんな時間をお届けできればと考えています。

(くんちゃん)



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