自然体験が必要だと思うワケ
現場に出てみて感じるところを少しだけ書きたいと思います!
この夏、弊社では合計280名の子どもたちにキャンプを届けました。
私自身、この夏は3本のキャンプに帯同し、特定非営利活動法人ブレーンヒューマニティーの大学生たちが企画・運営するキャンプの企画管理をしました。
その中で感じたことは、
自分自身の状況を説明をしてくれる
ということです。
文字どおり、何か困ったことがあれば困った顔をします。
自分で言い出せる子どももいますが、言えない子はリーダーに尋ねられます。
「どうしたの?」、「何があったの?」
そうやって聞くと、
・何があったかを教えてくれます。
・何に困っているかも聞けば教えてくれます。
でも、多くの子どもがするのはそれだけです。
肝心なことは、”その後、どうするか”ということなのに・・・
ケンカをしたお友達がいたとします。
どういう風にケンカが始まり、
何故ケンカに発展したのかということは教えてくれます。
高い岸壁を前に、尻餅をついた子どもは教えてくれます。
手が痛い、昔ケガをしたところが痛む等。
忘れ物をした子どもが言います。
車で数十キロ離れた場所に「靴下を忘れた。」って。
でも、ある言葉を発した途端、固まってしまいます。
「それで、どうするの?」
聞けば、状況の説明はしてくれます。
でも、
- どうしたいか
- 何をどう手伝ってほしいか
そのことをきちんと伝えられる子どもって本当に少ないと感じます。
子ども達はやはり大人を頼ってきます。
でも、それが最大の原因なんだろうと思います。
いや、あえて誤解を恐れずに言うと、
子ども達は知っているのだろうと思います。
「いざとなれば必ず大人が助けてくれることを」
一方で、子ども達は未来を担う大切な存在です。
やがては、
- 私たちが解決できなかった問題を解決し、
- 私たちが挑戦できなかったことにチャレンジし、
- 私たちが創ることのできなかった未来を創造していく存在です
「学校にはない学びが自然にはある」
弊社が主催するBrainHumanityCAMPのキャッチコピーです。
文字どおり、今の子ども達に必要なのは、
・答えのない問題に多く出会う。その中で、
・初めて出会った仲間と答えのない問いの”答えらしきもの”を見出すこと
そんなことだろうと思います。
この夏が子どもたちにとって、「何かが変わる。」
そんな夏であれば幸いです。