教育コラム007話:ありがとうの反対は「あたりまえ」
■感謝の心が子どもたちを幸せにする?!
「友達の○○ちゃん家みたいに海外旅行に行きたい!」「新しいおもちゃがほしい、ゲームがほしい!」など、子供たちも私たち大人でさえも、周りの人と比較して、「ないモノ」に注目してしまいがちです。
「ないモノ」に目がいけば、感謝の心はなくなり、いつまでたっても満たされません。逆に、「あるモノ」に目がいけば、感謝の心が生まれて、満たされた気持ちになります。
あれもない、これもない、自分は不幸だ。という状態では、行動する気力が湧いてきません。
では、どうすればたくさんの人から与えられていることに気付き、「あたりまえ」を感謝に変えることができるのか。
■「あたりまえ」を失う経験
一つは、「失う経験」があります。
「あたりまえ」を失うことで、感謝の心が自然と湧いてくる、ということです。
まさしく、親元を離れてお友達と過ごすキャンプなどの自然体験活動は絶好の機会です。
自分で身の回りの準備をしたり、ご飯をつくったり。
そもそもキャンプ場という環境は「不便」にできています。不便な環境では、困りごとが多く発生します。
自分が困ったり、誰かが困っている状況というのは、子どもたちにとって大きなチャンスです。
お友達やリーダーの役に立てるかもしれないし、逆に「ありがとう!」といつもより自然と感謝の気持ちが湧いてくるかもしれません。
感謝の気持ちや人から感謝される喜びは、子どもたちを大きく成長させるのです。
(くんちゃん)
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