【実施報告】富士登山キャンプ2024

キャンプ概要

日 程2024.8.19(月)~23(金)
場 所国立青少年交流の家
対 象小学4年生~中学3年生
参加者11名
引 率13名

■1日目(8/19)

➢兵庫県立芸術文化センター前集合・出発

 朝、元気に集合した子どもたちは、初めて出会うお友だちやリーダーたちに緊張しながらも、これから始まる5日間にワクワクしているようでした。全員の集合が完了したところで、荷物を持ってバスに乗車し兵庫県立芸術文化センター前を出発しました。

➢ バスレク・昼食

 バスの中では隣の人と出されたお題に沿って自己紹介をしたり、富士山クイズをしたりして盛り上がりました。正解だと思う答えの時にみんなで富士山ポーズをして、子どもたちは積極的にクイズに参加していました。長時間のバス移動となりましたが、バスレクで富士登山への期待が増していくと共に、初めて会うお友だちやリーダーとだんだん仲良くなり、楽しく過ごしていました。

 昼食は車内でお弁当を食べました。この頃には緊張した雰囲気も和らぎ、楽しそうな会話がバス車内に響き渡っていました。

➢ 施設到着

 約7時間の移動を経て、国立中央青少年交流の家に到着しました。子どもたちは長時間のバス移動の疲れを感じさせないほど、元気にお友だちとお話をしながら宿舎まで向かいました。

➢ 夕食・入浴

 施設に移動したあと、食堂へ移動し夕食を食べました。メニューは、白ご飯、味噌汁、ハンバーグ、イカカツ、黒はんぺん入り五目旨煮、春雨サラダ、ブロッコリーのお浸し、ペンネ、ゼリー、富士のさとハヤシでした。バイキング形式の夕食に子どもたちもテンションが上がって、たくさん食べていました。食事中、子どもたちは明日の話をするなど、会話が弾んでいる様子でした。

 食後、お風呂に向かいました。長時間の移動の疲れをお湯にゆっくり浸かり癒しました。

➢ふりかえり・就寝

 1日目の感想や思い出をリーダーとお話し、ふりかえりをしました。お友だちと協力してシーツや布団を準備しました。そして2日目の予定や準備物を確認しました。翌日の準備を終えて、それぞれお友だちと少しお話をしたりして、21時00分に就寝しました。

■2日目(8/20)

➢ 起床・キャンプデューティー・朝食

 キャンプ2日目は6時30分に起床しました。起床時間ギリギリまでぐっすり眠っている子が多く、しっかり眠れたようすでした。起床後はそれぞれ自分の布団をたたみ、役割分担して掃除を行い、部屋をきれいにした状態で朝食に向かいました。

 朝食のメニューは白ご飯、味噌汁、ウインナー煮、スクランブルエッグ、きんぴらごぼう、スパゲッティサラダ、ヨーグルト(ナタデココ)でした。おかわりする子も多く、たくさん食べて元気をつけました。

➢ グループワーク

 朝食後は全員でグループワークを行いました。サイコロを振り、班のみんなで一マスずつ進み、「だるまさんがポーズした」「協力して絵を描こう」「以心伝心ゲーム」「みつばちゲーム」「繋いで運んで一致団結」の5つのゲームを楽しみました。班でポーズを考えたり、一つのペンを班のみんなで動かして絵を描いたり、全員で一つのボールを運んだりして、笑顔と明るい声でいっぱいのグループワークとなりました。このグループワークを通して、班の絆が深まるだけでなく、班の垣根を超えて関わることが出来ました。

➢ 昼食

 昼食のメニューは白ご飯、味噌汁、ハムカツ、回鍋肉、水餃子、ポテトサラダ、蒸し鶏と塩昆布の冷製パスタ、わかめひじきご飯、フルーツ(オレンジ)でした。蒸し鶏と塩昆布の冷製パスタが美味しすぎるととても盛り上がっていました。グループワークを経て、子ども同士やリーダーたちとの距離も縮まり、食事中も会話が途絶えることはなく、午後からのプログラムに向けてお腹いっぱい食べて体力をつけました。

➢ 登山レクチャー

 昼食の後は、登山ガイドさんのレクチャーを受けました。富士山の安全な登り方や注意点を学んだ後、登山ガイドさんの指導のもとパッキングを行いました。その後はザックの正しい背負い方を教わり、子どもたちの登山への気持ちが高まっているようすでした。

➢ 目標設定

 これから富士登山をともにする子どもたちやリーダー、スタッフ全員の手形を旗に押して、班で話し合って富士登山に向けての個人の目標と班の目標を決め、旗に書き込みました。目標を決めたことで子どもたちのやる気も高まり、とても大切な時間となりました。

➢夕食・入浴・就寝

 メニューは、白ご飯、味噌汁、フライドチキン、サバの塩焼き、こんにゃくごぼう、オクラのおかか和え、塩焼きそば、ミニたい焼き、富士のさと特製カレーでした。翌日の登山に向けて、みんなしっかりとご飯を食べました。その後はお風呂に入り、2日目の疲れを取り、翌日に備えて21時30分に就寝しました。

■3日目(8/21)

➢ 起床・キャンプデューティー・朝食

 3日目の朝は6時30分に起床しました。朝食のメニューは白ご飯、味噌汁、白身魚フライ、オムレツ、切り干し大根煮、マカロニサラダ、ヨーグルト(アロエ)でした。富士登山にむけて、班のお友だちと美味しそうに、たくさん食べることができました。

➢ 出発・高地順応

 バスで富士宮口五合目に向かい、到着後は深い呼吸を意識して高地順応を行いました。子どもたちは金剛杖を購入したり、お友だちと富士山に向けての気持ちを共有したりして過ごしていました。いよいよ始まる富士登山に向けて、ドキドキワクワクしているようすでした。

➢ 登山開始

 ゆっくりとしたペースで休憩を挟みながら六合目を目指しました。登り初めは、空が少し曇っていましたが、時々太陽が見えて景色を楽しむことができました。また登山中、子どもたちは、周りのお友だちとお話をしたり、自分たちが登ってきた登山道を見下ろしたりして、楽しみながら登りました。

➢ 六合目到着・昼食

 昼食は六合目で食べました。事前にザックに入れていたお弁当を、景色を楽しみながら食べました。昼食を食べ終わると、また元気に出発しました。

➢ 九合目万年雪山荘到着

 途中で雨が降ったり、高山病にかかってしまったりした子もいしましたが、お友だちやリーダーと一緒に「頑張ろう」と声かけを行い、なんとか山小屋に到着しました。山小屋に着いた時には、険しい山道を乗り越えた達成感から、仲間と抱き合うようすも見られました。遅れて到着した組を全員で迎えに行き、全員で喜びを分かち合いました。また「一緒に登れてよかった」とお互いの感謝を伝え合い、とても感動的な雰囲気でした。

➢ 夕食・就寝

 夕食は、山小屋にてカレーライスを食べました。長時間歩いていたため、お腹がすいていたようで残さず食べていました。酸素が薄く、外はとても寒かったので、お友だちと一緒に深呼吸をしたり、カイロを持って温め合ったりしました。翌日早朝からの登山再開に向けて服装や荷物の準備をして、20時に就寝しました。

■4日目(8/22)

➢ 起床・朝食・九合目万年雪山荘出発

 ご来光を見るために、3時30分に起床しました。朝ごはんにお弁当を食べ、4時30分ごろに九合目を出発しました。

➢ ご来光

 山頂に向かって歩いていると、ご来光が見えました。天候にも恵まれ、雲の下からだんだん朝日が昇ってきて、とても感動的な景色でした。

➢ 登頂

 快晴の中、登頂することができました。頂上までのラストスパートで岩場などしんどい場面もありましたが、登頂した時には達成感と安心感に包まれていました。まだ歩ける元気のある人達で剣ヶ峰と言う山頂の中でも一番高い場所に登りに行ったり、カップラーメンやうどんを食べたりするなどそれぞれ最高の時間を過ごしていました。日本一の高さから見る景色は、とても忘れられないものとなりました。

➢下山・昼食

 登りのルートとは異なり、下山は砂走りを通るルートでした。子どもたちは急な斜面が多く、転びそうになる場面もありましたが、リーダーと手を繋いだり、ペースを落としたりして安全に気を付けて下山しました。また周りのお友だちと声かけを行ったり、心と体の元気度を確かめたりして助け合いました。

 六合目に全員集合して、食事をとりました。朝食から時間が空いていたので子どもたちも残さず、とても美味しそうに食べていました。

➢ 五合目到着・施設に移動

 五合目に全員無事到着して、バスで国立中央青少年交流の家に向かいました。登山で疲れたせいか、バスの中では全員ぐっすり眠っていました。

➢ 入浴・夕食

 国立中央青少年交流の家に到着後すぐに夕食をとりました。メニューは白ご飯、味噌汁、ハンバーグ、黒はんぺんフライ、キャベツとコーンの炒め煮、春雨サラダ、ブロッコリーのお浸し、チャンポン麺の白ナポリタン風、ゼリー、富士のさと特製カレーでした。子どもたちは、登山中の思い出話をして夕食を食べていました。

 夕食後、入浴をして登山の疲れを癒しました。

➢ キャンドルサービス・就寝

 入浴後、キャンドルサービスを行いました。富士登山キャンプのプログラムの中で、みんなで行う最後の活動でした。「猛獣狩り」や「幸せなら手をたたこう」を全員で行い、その後、落ち着いた雰囲気で班のみんなで富士登山キャンプ全体を振り返りました。それぞれ決めた目標を振り返り、お友だちやリーダーと話し、とても大切な時間を過ごしました。  部屋に戻ってくると、「まだ帰りたくない」という子どもたちの声が飛び交っていました。登山の疲れもあり、21時に子どもたちは全員ぐっすり就寝しました。

■5日目(8/23)

➢ 起床・キャンプデューティー・朝食

 最終日は6時に起床しました。朝食のメニューは、白ご飯、味噌汁、ウインナー煮、オムレツ、きんぴらごぼう、マカロニサラダ、ヨーグルト(アロエ)でした。キャンプデューティーは、慣れたようすで使った施設をきれいにすることができていました。

➢ 朝のつどい

 国立中央青少年交流の家が主催する、朝のつどいに参加しました。ラジオ体操をして、すっきりした気分になり、いい朝のスタートになりました。

➢ 施設出発・昼食・解散

 9時30分にバスに乗車し、国立中央青少年交流の家を出発しました。昼食は、サービスエリアで好きな食事を選んで食べました。バス内では、班の垣根を超えてみんなで楽しくおはなししたり、登山の疲れが残っていたのか眠ったりしている子も見られました。

5日間のキャンプを無事終えて、解散場所の兵庫県立芸術文化センターに到着し、お別れの挨拶をした後、17時に解散しました。子どもたちは5日間共に頑張ったお友だちとの別れを惜しんだり、思い出話をしたりするなど楽しく過ごしていました。

ぶれひゅーについて ABOUT

MV05
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親が知らないところで子どもは育つ。

自然は子どもを大きくする。

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答えがない問題がある
ということを学ぶ。

自然は子どもをしなやかにする。

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子供の本気を
見たことがありますか?

自然は子供をたくましくする。

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家とは違う
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自然は子どもをやさしくする。

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迷うことも時には勉強だったりする。

自然は子どもをかしこくする。

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