密告ゲーム ~囚われた未来人を救い出せ!~
名称 | 密告ゲーム ~囚われた未来人を救い出せ!~ | 日程 | 2023年5月27日 |
場所 | 猪名川公園・兵庫県尼崎市 | 対象 | 小学生 |
参加人数 | 4名 | スタッフ数 | 22名 |
2023年5月27日に、「密告ゲーム ~囚われた未来人を救い出せ!~」を実施しました。 提供団体の特定非営利活動法人ブレーンヒューマニティーより、下記の通りキャンプのご報告をいたします。
■集合
午前10時、猪名川公園の自由広場に元気な声が響き渡ります。初めて出会うお友だちばかり。初めは、少し不安な表情も見られましたが、すぐに大学生のお兄さんお姉さんたちとお話をしたり、鬼ごっこをしたり、それぞれが好きなことをして集合までの時間を過ごしていました。これからどんな一日になるのか、わくわくです!
■アイスブレイク
お友だちに呼んでほしいあだ名を名札に書いて自己紹介をし、一緒に一日行動する班の名前をみんなで決めました。また、自分のあだ名を使ったゲームやリーダーのポーズをみんなで真似っこするゲームを通して自然と笑顔が増え、班のお友だちとの距離が縮まりました。
【密告ゲーム~午前の部~】
■ミッション1「お花地図を完成させよう!」
未来からやってきたお花博士とその助手であるジョシュー。「未来のお花製造マシーン」を持つ博士を狙って、あおむし 2 匹が登場し、博士を連れ去ってしまいました。
1つ目のミッションは、連れ去られてしまった博士とジョシューの調査を引き継いで、お花地図を使って公園内のお花の調査をするというミッションでした。お花マシーンのパスワードをあおむしたちから守りつつ、公園内を自由に巡り、各チェックポイントのお花シールを回収。初めて密告ゲームのドキドキ感を味わい、早速お友だちと一緒に協力する素敵な姿が見られました。
■昼食
お昼ご飯は、班のお友だちやリーダーと一緒に食べる予定が…なんとあおむしたちまで一緒に食べることに!「一緒に食べよ!」とあおむしに声をかけ、隣で仲良くお弁当を食べました。お弁当を食べてさらに元気いっぱいになった子どもたち。大学生のリーダーたちとおしゃべりや鬼ごっこをして、楽しい時間を過ごしていました。
【密告ゲーム~午後の部~】
■ミッション2「僕の落とし物を届けてくれ!」
お昼を食べて先に調査に出たジョシュー。しかし、公園内で落とし物をしてしまったことに気づき、みんなで一緒に探してほしいとお願いされます。その落とし物とは…?
2つ目のミッションは、ジョシューの落とし物を探し、ジョシュ—までお届けするミッションでした。午後のミッションでは、午前よりも班の中でのコミュニケーションが増えて仲が深まっているように感じました。
■ミッション3「森の主から情報を聞き出そう!」
ジョシューの落とし物が見つかり、あおむしたちの動きを一時的に止められるアイテム「おたすけ葉っぱ」をゲットした子どもたち。この公園には、公園のことを何でも知っている森の主がいると報告を受けた子どもたちは、あおむしたちの話を聞きに森の主のもとへ向かいます。
3つ目のミッションは、いつも一人でいる寂しがり屋の森の主と一緒にゲームをし、あおむしたちの本当の心を教えてもらうというミッションでした。このミッションでは、全部の班が集まり、「言うこと一緒やること一緒」というゲームをしました。みんなで楽しみながら何かを成功させるという経験を通して、達成感を感じ、笑顔も増えていきました。
■最終ミッション「あおむしたちの隠された心を開こう!」
森の主とゲームをして楽しみましたが、結局あおむしたちの本当の心は分からず…なぜあおむしたちは博士を捕らえてしまったのか。真相をあおむしたち自身に確かめるため、今度は子どもたち側が逆密告を試みます。
最終ミッションは、あおむしたちの胸に浮き出てきた、「心のドア」の鍵の暗号を解き、閉ざされた心を解き放つといった内容でした。なぜ博士を捕まえてしまったのか、本当はどんな気持ちを抱いているのかを直接問いかけながら、あおむし側の心に寄り添ってミッションクリアを目指しました。かなり難易度の高い暗号でしたが、班のお友だちみんなと知恵を出し合い、協力することで、解読を成功させていました。
暗号を解き、あおむしたちが本当は蝶のお母さんに未来のお花をプレゼントしたかったことを知った子どもたち。戻ってきた博士も含め、みんなであおむしたちに未来のお花製造マシーンで作った未来のお花をプレゼントし、密告ゲームは終わりを迎えました。
■ふりかえり・解散
ふりかえりは、福笑いのように、顔のボードに目と口のカードを置いて、自分の今の気持ちを表しました。当日の朝と密告ゲーム終了後の2回に分けて行い、子どもたちそれぞれの一日の初めと終わりの気持ちの変化が見られました。最後には、助けてくれたお礼にお花博士からお花のブレスレットを貰い、いくつものミッションをこなしてきた達成感が子どもたちから感じられました。保護者の方々が来られ、安心した様子で解散していく子どもたち。初めてのことでいっぱいの一日でしたが、子どもたちにとって良い思い出になってほしいと思うと同時に、たくさんのことを一緒に乗り越えた班のお友だち、リーダーのことをずっと覚えていて欲しいなと思いました。